指が全く動かなくても腕を多少は動かすことができればパソコン操作を手で行える可能性があります。
以前、私が頚髄損傷C3-4レベルの方でパソコン操作を練習して獲得された方がいらっしゃいました。
パソコン操作は主にマウス操作とキーボード操作の二つで操作をしていきます。
この二つの操作に焦点をあてて紹介していきます!
トラックボール
カーソル操作
こちらのマウス、真ん中がボールになっていて、
ボールを転がすことでカーソルの移動ができます。
手や腕の一部分がボールに乗っかりさえすれば
ボールを転がし、カーソルを動かすことができるんです。
クリック操作
ボールの周りの4つ角がボタンになっていて、そのボタンを押すことでクリックが可能となります。
ボタンが大きいため、指でなくても手のどこかがあたっていれば容易にボタンを押すことができます。
また、ダブルクリックのように素早くボタンを押すことができない方は、
1回のボタンプッシュのみでダブルクリックができるような設定をすることもできます。
4つのボタンのうち、奥側の遠い位置のボタンは使用せず、
手前部分の届きやすいボタンのみで使用していくことも設定をすれば可能です。
キーボード操作
リアルキーボードを押すことが難しい場合、
トラックボールを使ってキーボード入力をする方法もあります。
キーボードをパソコン画面に映し出して、カーソルを動かしてクリックで入力をしていく方法です。
スクリーンキーボードの出し方
コントロールパネル→アクセシビリティ→キーボード→スクリーンキーボードONへ変更
万能カフ
万能カフが使える方はトラックボールよりも安価で使い方もシンプルでスマートなため、
こちらの方法がおすすめです。
万能カフに鉛筆部分をタッチペンに変更し、タッチペンでタッチパネルを直接クリック、
ノートPC上のタッチパネルでカーソル操作、タッチペンでキーボードを直接入力することができます。
最後に
トラックボールは安いものではないので、試しに使われたい場合は、担当の作業療法士さんに是非相談してみて下さい♪
万能カフは安価で手に入りやすいですし、何といっても汎用性が高いので試してみる価値はあると思います!
では、また。
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